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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生44巻5号

1980年05月発行

文献概要

講座 臨床から公衆衛生へ

学童の自律神経不安定症—とくに起立性調節障害について

著者: 阿部忠良12

所属機関: 1東京都立広尾病院小児科 2日本大学小児科

ページ範囲:P.359 - P.361

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はじめに
 学童期の自律神経機能は,副交感神経が主に働いている幼児期を過ぎ,交感神経の働きがこれに加わって次第に交感神経の活動が主になり,副交感神経の働きと複雑にからみあいながら次第に成人型に近づいて行く.したがって,全般的に自律神経不安定の状態にあり,そのバランスは容易にくずれやすい.
 小児の自律神経失調症には気管支喘息,周期性嘔吐症,臍仙痛,不整脈など種々あるが,ここでは学童期に多い起立性調節障害について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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