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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生44巻6号

1980年06月発行

文献概要

特集 人畜共通伝染病

破傷風の現状と対策

著者: 海老沢功1

所属機関: 1東邦大学公衆衛生

ページ範囲:P.428 - P.432

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■はじめに
 破傷風は中毒性感染症(フランス語でtoxiinfectionという)の代表的疾患で,窒息を起こして死亡する疾患である.欧米では予防接種の最重要疾患として積極的に取り上げられているが,日本では伝染性がなく患者が減少しつつあるという理由で等閑に付されている.大学の医学部学生でも予防注射を受けている者は5〜10%にすぎないが,これは欧米の学者には理解できない現象である.
 人畜共通感染症の公衆衛生学的立場と,実際患者を見て対策を考えている医師の立場との両面から,破傷風を考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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