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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生44巻7号

1980年07月発行

文献概要

発言あり

夏休み

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.449 - P.451

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実体験を積む時
 元来,夏休みは,教育の社会化と暑さという自然現象によって生まれたのだろう.早くから教育が社会化されたのは,人間の生き,暮らす営みにとってきわめて重要なものであるからだ.ところが,今や教育は,資格や学歴という《社会的なヨロイ》にゆがめられ,知識の伝授が中心となった.そして,親子ともどもそれを求めている.それだけ,人々は《社会的なヨロイ》を着て生きている,ということなのだろう.
 ともかく,《連続した自由な時の集合》としての夏休みの生活も,その延長線上に存在する羽目になる.本来,夏休みは,青少年が《生の》《全人格的な》《主体的な》実体験を経験すべき時である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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