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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生44巻7号

1980年07月発行

文献概要

講座 感染症とワクチン

【Ⅱ】風疹および先天性風疹症候群と風疹ワクチン

著者: 杉下知子1

所属機関: 1東京大学母子保健

ページ範囲:P.499 - P.504

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 風疹は,わが国の場合,7〜8年の周期で幼児から学童にかけて大流行を起こす,小児期の軽症ウイルス感染症である.ところで,本症が先天異常の原因となりうることが明らかとなって以来,妊婦の風疹感染の重大さが認識され,妊婦が風疹にかからないようにするための対策,すなわちワクチンの開発と研究,検査法の開発,抗体保有状況の調査,先天性風疹症候群(Congenital Rubella Syndrome:CRS)の診断や発生頻度調査など多面的な研究が世界的に繰り広げられてきた.ここでは最近の研究成果を紹介しながら,CRSをも含めてその動向を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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