文献詳細
連載 ネパール&途上国・1
文献概要
筆者は,日本キリスト教海外医療協力会(JOCS;The Japan Overseas Christian Medical Cooperation Service)より公衆衛生医として,1962年1月から1980年3月に至る18年のあいだ,前半の10年間はもっぱらネパールに,のちの8年間はそこを含むアジア,アフリカ,中南米の発展途上にあるいくつかの国々に派遣された.そこで,この各期間の経験を,本号から12回にわたって紹介したいと思う.内容は,前半6回をネパールでの事柄に限定し,後半6回はネパールを含めて発展途上国の医療・保健の問題とその解決法について,全地球的視野から筆者が18年間の変遷の中で考えてきた事柄が中心となろう.そして,その望むべき将来像を実現するための国際協力のあり方にも言及する.
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