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特集 第21回社会医学研究会総会報告
要望課題310〜311抄録
著者: 前田信雄1 多田羅浩三2
所属機関: 1国立公衆衛生院 2大阪大学医学部公衆衛生学教室
ページ範囲:P.133 - P.136
文献購入ページに移動福祉・医療の見直しが進行し,老人医療費制度の後退策もはかられつつある.老人は有病率が高く,医療の効果も不明確で,医療の投資効果に批判を招きやすいが,病む老人にとって受療は死活問題である.制度の効用を検討し得る適切な指標を得ることも困難であるが,より長く生きること,しかも,いつまでも健康で活動力のある状態であることは,幸福の一条件であろう.そこで平均余命や有病率の動向などを検討し,老人医療費制度の効用を考察した.
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