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連載 ネパール&途上国・3
足腰立たなくなるまで働く草の根の人達
著者: 岩村昇1
所属機関: 1神戸大学医学部医学研究国際交流センター
ページ範囲:P.258 - P.260
文献購入ページに移動ネパールで一番近代化が進み,医師の数が増え,交通が便利になった首都カトマンズとその周辺都市,さらに近郊農村を含むカトマンズ盆地の中で,限られた有医地帯,すなわち政府および民間(キリスト教ミッション)のHealth Service Delivery Systemが存在する地域の住民の健康度が,草の根の生活レベルではかえって増悪していることがわかった.
Health Service Delivery Systemとは,政府の場合HOSPITAL→HEALTH POST,民間の場合HOSPITAL→MOBILE CLINICというかたちであり,いずれも病院を基地にしたout-reach programのことである.
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