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特集 悪性新生物の疫学
乳がん死亡率の最近における上昇傾向
著者: 湯浅秀1
所属機関: 1国立公衆衛生院疫学部
ページ範囲:P.551 - P.554
文献購入ページに移動わが国の乳がん訂正死亡率は大戦後の長いあいだ,変動が小さく,ほぼ一定した値で推移してきた.ところが,昭和43年頃から上昇傾向になり,最近では目立った上昇を示している1).
乳がん患者の治療方法の改善のために臨床方面では長いあいだ,研究が行なわれており,診療機器も進歩している.また,早期発見のための自己検診,集団検診なども普及されている.それにもかかわらず,死亡率は著しく上昇してきた.
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