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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生45巻9号

1981年09月発行

文献概要

特集 老人保健と老人福祉

老人の施設ケアシステムにおける発展段階—国際比較の視点から

著者: 森幹郎1

所属機関: 1奈良女子大学家政学部生活経営学科

ページ範囲:P.700 - P.705

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■施設ケアシステム発展の4段階
 昔,老人の扶養は子供(夫婦)の責任であり,一般的には社会のかかわることではなかった.また,子供がいなかったり,子供(夫婦)が貧しかったりして,老人の扶養が行われないと,親族や近隣の人が互いに助け合って,その老人を扶養したものである.そして,極めて例外的に,極貧の老人たちだけが施設に収容された.救貧施設といわれるものがこれである.救貧施設はその後,発展を遂げ,今日の福祉施設となったのであるが,その発展の跡を顧みると,およそ4つの段階に分けられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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