icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生46巻3号

1982年03月発行

文献概要

特集 思春期の性問題

思春期の性問題とは何か

著者: 松本清一1

所属機関: 1自治医科大学産科婦人科学

ページ範囲:P.148 - P.150

文献購入ページに移動
 思春期は小児期から成熟期への移行期であり,この間に急速な成長の増進と共に,性器の発育,二次性徴の発現,性機能の発達など生理的な性の発達が起こり,それに伴って性関心の高まり,性欲の発来など心理的な性の発達と性行動の発達がみられる.これらは精神発達の未熟と相まって精神の不安定性や保健的あるいは社会医学的な種々の問題を生じるが,この時期の発達課程の良否や障害の有無が成人した時の健康や性機能に重大な影響を与えるので,思春期の性問題はその後の長い生涯に尾を引くことが重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら