公衆衛生46巻4号

1982年04月発行

調査報告

市町村における早期発見対策の実施状況

著者： 後藤敦¹ 橋本勉¹ 横山英明¹ 柳川洋¹ 菊地浩¹

所属機関： ¹自治医科大学公衆衛生学教室

ページ範囲：P.279 - P.283

　結核，急性伝染病など感染性疾患の後退に伴って，脳卒中，がん，心臓病などいわゆる成人病が国民健康上，特に重視すべき問題となり，それに対する保健予防活動も複雑になってきた．
　成人病はいずれも長期にわたる慢性疾患で，有効な予防活動を行うには関係諸機関の横の連絡が必要であり，医療関係各職種のチームアプローチ，さらに保健，医療と社会福祉諸施策との密接な連携が，不可欠の条件である．