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特集 難病対策と福祉
文献概要
昭和30年頃から全国的に散発しはじめたスモンは,東京オリンピックの行われた昭和39年には全国各地で集団発生が続き,昭和44年の年間発生数はついに2,400例にも達した.その原因がわからなかっただけに大きな社会問題になったのは当然のことである.
厚生省はこれに対処すべく,それまでにない大型の研究班を組織し,調査研究に着手した.その結果,昭和45年にキノホルム剤病原説が提唱されるにいたり,同剤の販売が停止され,スモンの発生が激減したことは周知の事実である.
厚生省はこれに対処すべく,それまでにない大型の研究班を組織し,調査研究に着手した.その結果,昭和45年にキノホルム剤病原説が提唱されるにいたり,同剤の販売が停止され,スモンの発生が激減したことは周知の事実である.
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