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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生46巻7号

1982年07月発行

日本列島

宮城県肺がん対策協議会の発足—宮城

著者: 土屋真1

所属機関: 1宮城県大崎保健所

ページ範囲:P.484 - P.484

文献概要

 このたび肺がんの集団検診方式を強化するため,さる昭和57年2月26日,(財)結核予防会宮城県支部と(財)宮城県対がん協会が協同主体となり,東北大学胸部外科仲田教授を会長に,「宮城県肺がん対策協議会」が設置された.すでに山形,愛知など各県で同協議会が発足していると聞くが,検診団体の多い当県では,かえって別々に活動を開始し,協議会の設置が遅れていたのである.
 今までも結核予防会では,結核の住民検診時に,胸部レントゲン写真だけで多数の肺がん患者を発見してきたが,写真にうつらない早期の肺門部がんの見落しが否定出来ないし,喀痰細胞診が未実施であった.一方,胃がん・子宮がん・乳がんの集団検診に大きな実績を残している対がん協会は,昭和52年頃に,肺がん対策委員会および診断委員会を発足させている.また独自に「肺がん検診」を行っていて,重複した活動と,希望者程度しか行えない人数が問題になっていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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