文献詳細
日本列島
文献概要
沖縄県は第2次大戦で米国に占領された直後の昭和20年から25年まで医療公営制度が続いた.この5年間は自由開業が全く認められず,医療は米軍政府によって計画的に配置された(あるいは指定された)多くの一般診療所と宮古群島,八重山群島及び沖縄本島の各地区に設置された地区病院等において行われた.その頃は赤痢などの消化器伝染病,結核,マラリア,フィラリア,目本脳炎,鉤虫等の寄生虫疾患及びらい等が多発していた.マラリアは一時期3,000人余の発生をみたこともあるが,WHOなどの指導援助により撲滅作戦が実施されゼロ発生(輸入例を除き)となっている.
フィラリアは日本復帰前後から防あつ対策が実施された結果,患者の新発生は殆んどなく乳び尿患者などが残っている状況にある.
フィラリアは日本復帰前後から防あつ対策が実施された結果,患者の新発生は殆んどなく乳び尿患者などが残っている状況にある.
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