文献詳細
特集 老人の施設ケアシステム
文献概要
近代国家成立以降,老人のための施設保護が組織的に開始されたのは,昭和7年に施行された救護法(昭和4年制定)に規定された,救護施設の一種である養老院事業の運営が最初であり,本年はちょうど50年目という節目のある長い歴史を迎えている.
そして養老院時代以降の老人に対する施設保護も,昭和21年及び昭和25年の旧・新生活保護法による保護施設(混合入所施設),養老施設と受け継がれてきたが,しかしその入所老人の範囲は,あくまでも根拠法のワク内である生活困窮老人を対象とし,居宅保護では目的が達成されない場合に,施設保護を与えるとした,限定された運営形態であった.
そして養老院時代以降の老人に対する施設保護も,昭和21年及び昭和25年の旧・新生活保護法による保護施設(混合入所施設),養老施設と受け継がれてきたが,しかしその入所老人の範囲は,あくまでも根拠法のワク内である生活困窮老人を対象とし,居宅保護では目的が達成されない場合に,施設保護を与えるとした,限定された運営形態であった.
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