icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻10号

1983年10月発行

文献概要

特集 保健所活動に期待する—高齢化社会への挑戦 現場からの報告

2 三田保健所の活動

著者: 藤原節子12

所属機関: 1兵庫県北摂整備局 2三田保健所

ページ範囲:P.637 - P.643

文献購入ページに移動
■はじめに
 4月1日,前任地の三木保健所から,三田保健所へ異動した.老人保健法施行以来5カ月経過した中で,三田市が,主体的に法に基づいた活動をはじめていることは,大変心強いものがある.しかしまた,保健所の法への取り組みの姿勢が問われていると自認しつつ,対人保健サービス面での,県立保健所と地域住民とのかかわり合いを今後どうするかという岐路にたたされている思いがする.
 世界の中での日本の今日的な課題としては,人口問題,人工長命化時代,高齢化社会,アルビントフラーの第三の波に象徴される産業形態の変化,及びそれらに伴う社会の機構,人々の価値観の変動,年少人口の減少等があげられると思うが,どの様に価値観が変動しても,社会の仕組みが変わっても,たくましく生きつづけるには,強靱な精神力と健康な身体とが,最小限要求される所であろう.膨大する市民の要求に対しての施策を行いながら,市民のニーズを満たすには,どうしたら良いか.幸い三田市においては,現三田市長が,三田市総合計画書を,昭和57年9月に出版されているので,それによって三田市と保健所とのかかわりが従来どうであったか,又,将来市当局は,当保健所をどの様に位置づけようとしているのかが,少しは伺い知られる所である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら