icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻11号

1983年11月発行

文献概要

特集 住民参加と市町村保健

住民参加と市町村保健

著者: 宮坂忠夫1

所属機関: 1東京大学 2女子栄養大学

ページ範囲:P.692 - P.697

文献購入ページに移動
 ■はじめに
 市町村の保健サービス(あるいは公衆衛生事業)は住民のニードに合致したものをということは,かれこれ30年も前から,繰り返しいわれて来た,諸外国でも,同じような状況ではないかと思う.そして,ヘルス・ニードとは何かというニード論が何回となく行われて来た.
 市町村保健への住民参加とは,端的にいうと,これを一歩進めて,住民のヘルス・ニードを住民自身に声を出して言ってもらい,勉強し考えてもらい,いわゆる行政側や保健の専門家側といっしょに対策を立て,実行することであると思う.それなら昔からやっていることではないかという,町や村の保健婦さんがいるかもしれない.それはその通りである.ただ,以前に比べると,住民参加が,日本でも,諸外国でも,前面に出て来つつあるということである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら