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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻11号

1983年11月発行

文献概要

特集 住民参加と市町村保健

地方自治体における住民参加

著者: 大森彌1

所属機関: 1東京大学教養学部

ページ範囲:P.698 - P.703

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 ■はじめに
 今日では,大半の自治体で,「住民参加」を,県政なり市町村政の基本に位置づけている.
 「住民参加」は,それ自体はプラス・シンボルとして受容され,少なくとも言葉としては定着したといってよい.しかし,住民参加の必要が提唱され,実際に,その工夫が試みられるようになってまだ20年足らずである.「住民参加」がこれほど短期日の間にこれほどまでに普及したことは,自治体の運営のあり方が大きく変化し,また変化せざるをえなかったことを意味している.さらに最近では,「まちづくり」とか「情報公開」といった新しいテーマとの関連で,住民参加の充実が論議されるようになっている.以下,住民参加をめぐる理論上の問題を検討した上で,最近の動向を視野に入れて住民参加の意義を概括的に述べることにしたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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