公衆衛生47巻11号

1983年11月発行

講座

多変量解析法（その3）—公衆衛生学，疫学への適用例をめぐって

著者： 柳井晴夫¹ 松村康弘² 木村信子² 高木廣文³

所属機関： ¹千葉大学文学部行動科学科 ²東京大学医学部保健学科 ³聖路加看護大学看護学部

ページ範囲：P.744 - P.751

■はじめに
　これまでの2回，多変量解析の手法を外的基準のない場合とある場合にわけて，それぞれの場合に含まれる手法の概要を数値例とともに説明してきたが，今回は，公衆衛生学・疫学分野における多変量解析の適用の現状と，その問題点について考察する．