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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻12号

1983年12月発行

文献概要

特集 アルコール問題

女性とアルコール依存症

著者: 比嘉千賀1

所属機関: 1総武病院

ページ範囲:P.789 - P.796

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■はじめに
 最近パブやスナック,ビヤホールなどで若い女性達が飲酒している姿はごく自然なものになってきた.酒造メーカーも女性をターゲットにしての売り込みに懸命で,低濃度アルコール飲料を開発したり,"男性と共に飲む"イメージから脱皮して,"現代に生きるナウな自立する女"のイメージとしての飲酒文化を作りあげようとしている.20歳代の飲酒人口の男女比はすでに1対1に近づいているといわれている.
 昭和43年の国税庁の調査20)では,20歳以上の女性飲酒人口は19%(男性74%)であったのが,約10年後の昭和52年余暇開発センターの調査19)(15歳以上)では53%(男性85%),20〜30歳代では60%と著しく増加しており,6年後の今日では60〜70%にも達しているのではないかと推測される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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