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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻3号

1983年03月発行

文献概要

特集 肺がん

産業保健領域における肺がん対策について

著者: 島正吾1

所属機関: 1名古屋保健衛生大学医学部公衆衛生学教室

ページ範囲:P.176 - P.183

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■産業保健領域における肺がん対策の必要性とその背景要因について
 近時,わが国の産業保健領域における肺がん対策は,従来から労働者の日常診療の場や,或るいは一般的な健康診断,健康管理の中での1コマとして,それなりの対応や努力がみられている.しかしこれらの肺がん対策の多くは,これまでの結核対策や職業病対策のあり方とは異なって,どちらかといえば個々の対策や方法論について,目的・意識が明確にされないままに,健診や管理的実務だけが先行しているのが実情といえよう.
 今日,産業保健の問題として肺がん対策を考えるとき,そこにはいくつかの背景要因と実践上の問題点が存在する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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