icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻4号

1983年04月発行

文献概要

特集 ウイルス感染症

B型肝炎ウイルス感染とその予防対策

著者: 大林明1

所属機関: 1東京都立駒込病院,感染症科

ページ範囲:P.219 - P.225

文献購入ページに移動
■はじめに
 Blumbergのオーストラリア抗原(HBs抗原)の発見から10数年を経過したが,この間にB型肝炎ウイルス(HBV)の本態,特性は完全に解明され,これの感染疫学や,これによっておこる疾患の臨床,病理もほぼ体系づけられた.そして現在では感染予防と治療法の確立に研究の精力がそそがれている.
 わが国ではHBV感染予防対策として1972年より献血者のHBs抗原スクリーニングが施行された.引続いて東京都はB型肝炎対策委員会を結成して,医療機関内感染の予防を立案・実行した.そしてその成果をふまえて,厚生省肝炎研究推進委員会は「B型肝炎医療機関内感染対策ガイドライン」を作製して(1980),これが全国的に普及,徹底するよう努力している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら