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日本列島
小さな村への大きな賞—西粟倉村からの報告
著者: 堤隆信1
所属機関: 1岡山県地域振興部
ページ範囲:P.266 - P.267
文献購入ページに移動保健文化賞は,敗戦後やっとわが国民が立ちなおろうとした昭和24年に創設され,今年で34回目を迎えたが,この賞の創設当時のことを書いた書物をみると「我が国の復興には,まず国民の保健衛生の向上を図ることが重要である.特に,農村における保健衛生の向上を図ることが,緊急の課題である.保健衛生上輝かしい業績を残した自治体・団体等を顕彰することによって,受賞団体等から,他の団体等へ,この活動が波及し,やがて,その圏域全体の保健衛生の向上が図られ,地域社会の文化の復興,隆盛につながるのである」との思いが込められていたようである.
このような創設当時の書物を知っていた私にとって,去る10月16日に開催された"第34回保健文化賞受賞記念・第4回西粟倉村健康づくり推進大会"に出席した時,「西粟倉村民にとって健康の価値が,村民の無形の文化的財産であるのだ」.という思いにかられた.
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