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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻6号

1983年06月発行

文献概要

特集 痴呆性老人のケア

呆け老人のケア—家族の会の経験から

著者: 三宅貴夫1

所属機関: 1堀川病院

ページ範囲:P.381 - P.384

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 1980年1月京都に発足した「呆け老人をかかえる家族の会」(代表高見国生)は,本年3月現在,会員数約1,300名の全国的な組織に拡がっている.孤立無援の中で試行錯誤しながら,日々の介護を強いられていた家族にとって,ささやかな支えとなっているこの「家族の会」は,各地における「家族の集い」,あるいは月々の「会報」を通して,介護家族の体験の交流,励まし合い,学び合いに留まらず,社会への理解を訴え,自治体や国へ呆け老人と家族への具体的援助を求めてきた.
 このような「家族の会」の3年余りにわたる活動経験から,呆け老人のケアについて述べるが,まず介護家族の実態からふれたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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