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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生47巻9号

1983年09月発行

文献概要

日本列島

行政の立場からみたA型肝炎の流行

著者: 土屋真1

所属機関: 1仙台市衛生局東保健所

ページ範囲:P.574 - P.574

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仙台市
 このたび仙台市を中心に県内に流行したA型肝炎が,ようやく一段落し,間もなく終息宣言が出される,近年,「血清肝炎(B型肝炎)や非A非B型肝炎」と慢性肝炎・肝硬変・肝細胞癌との関係が明らかになるにつれ,流行性肝炎(A型肝炎)への行政の関心も薄れていたように思う.
 散発性急性肝炎の20%はA型と言われるが,集団発生例は少ないし,法的届出義務もないので情報把握が難しい.しかし東北でも,昭和54年から55年にかけて山形市に流行した詳細な調査報告,昭和58年2月頃に青森県内で600名が発病し,2名が死亡した事例がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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