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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生48巻10号

1984年10月発行

文献概要

特集 産業医活動

産業医活動における経済システムのあり方—産業保険拠出機構の提唱

著者: 田村貞雄1

所属機関: 1早稲田大学社会科学部

ページ範囲:P.699 - P.704

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■はじめに
 産業医活動のニーズは時代とともに変化してゆく.ここでは高齢化社会,高度情報化社会における職場の健康の維持増進を目標とする産業医活動の視点から,その経済的側面についての私見を述べることにする.まず,この小論での基本的視点を説明する.
 (1)職場の健康問題は,家庭の健康問題と密接に関連しているから,産業医活動は地域包括医療活動の一環としてとらえなければならないと考える.地域包括医療活動は家庭医としての開業医主導の医師会活動によって展開されているので,職場の健康維持・増進を目標とする産業医活動も,医師会活動の有機的連関のもとで行われなければならないと考える.このことにより産業医活動の経済的有効性が高められるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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