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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生48巻2号

1984年02月発行

文献概要

特集 住宅と健康

脳卒中の発症と住宅条件

著者: 吉野博1

所属機関: 1東北大学工学部建築学科

ページ範囲:P.117 - P.123

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■はじめに
 脳卒中死亡率は地域差が極めて大きく,特に東北地方において高いことはよく知られている.脳卒中の発症原因は,塩分の過剰摂取と冬の寒さであるといわれてきた.前者に関しては,公衆衛生学の立場から栄養摂取状況との関連が詳細に調べられ,現在では食生活指導による脳卒中防止の効果の実が少しずつ挙げられてきているようである.
 一方,後者の問題に関しては,籾山等が気候条件と脳卒中死亡率との関連を調べており,特に東北地方や山形県を対象とした分析からは,冬の寒さが脳卒中死亡率に少なからぬ影響を及ぼしていることを明らかにしている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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