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特集 循環器疾患の疫学
脳卒中・高血圧の疫学と最近の動向
著者: 佐々木直亮1
所属機関: 1弘前大学衛生学
ページ範囲:P.152 - P.159
文献購入ページに移動わが国の国民病ともいうべき"脳溢血"の成因について,現在の表現でいえば疫学的研究といえる衛生学的研究が始まったのは1941年であり,アメリカで動脈硬化性高血圧性心疾患についての疫学的研究"The Framingham Study"が始まったのは1947年である.
その後展開された疫学的研究によって,それぞれの疾病の自然史が次第に明らかになり,それらの成果の裏づけがあったと思われるが,国際疾病分類(ICD)が1968年に改訂される時,脳卒中はその発生の部位としての中枢神経系から,解剖学的系統別としての循環器系に,心臓病とならんで包含されることになった.
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