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日本列島
サルモネラ菌による乳幼児下痢症の流行
著者: 土屋真1
所属機関: 1仙台市衛生局東保健所
ページ範囲:P.527 - P.527
文献購入ページに移動さる昭和58年の10月から11月にかけて,仙台圏の市町村(仙台市と隣接市町村)に粘血便を伴う「乳幼児下痢症」が多数発生した.各病院から送られた糞便を検査した,仙台市衛生試験所(角田所長)の成績から,サルモネラ菌C2群(Salmonella newport)の流行であることが判明したのである.C2群は12年程前に,仙台の食中毒の原因菌になったことがあると言う.C2群の証明は稀である.
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