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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生48巻8号

1984年08月発行

文献概要

発言あり

夏のレジャー

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.529 - P.531

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手軽に健康的に楽しみたいもの
 八月の声を聞く頃は,暑さが日一日と増し不快指数もうなぎ登りにグングンと上がってくる.またこの頃には体力は目に見えて消耗し,思考力は低下しイライラ感はつのるばかりとなる.だが最近はエアーコンディショニングの普及により,真夏でも過ごしやすくなったといわれる.しかし,そんなことが通用するのは建物のなかでのことで,まだ人間の生活空間すべてのことではない.冷房のよく効いた建物に入った時のあのホッとした感じと,その建物から出てきた時のムッとした感じはなんとも対比的である.また,我々サラリーマンにとっては朝夕の通勤ラッシュというおまけまでついてくるので,そのストレスは意識的にも無意識的にもかなり蓄積されることになる.そこで夏休みともなると,暑気払いとストレス解消に,こぞって自然を求めて海へ山へと繰り出すことになるのである.しかし,時間と経費を気にしてのレジャーは,むしろストレスを倍加させることになり,考えものである.そこで最近自然と接しながらストレスを解消しようと,アウトドアライフといわれるもののなかに,森林浴なるものが登場し,あちこちで紹介され話題となっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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