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日本列島
水痘・風疹大流行か?
著者: 伊波茂雄1
所属機関: 1沖縄県保健医療福祉事業団
ページ範囲:P.546 - P.546
文献購入ページに移動沖縄県内では,昭和40〜41年にかけて風疹が流行し,妊娠初期の婦人が罹患した結果,出生した赤ちゃんのうち384人に障害が発生した.これらのいわゆる風疹障害児は,その後義務教育を終え,さらに特別に設置された高校を今春卒業したばかりであるが,今年はまた風疹が流行しそうな気配である.
県予防課の感染症サーベイランスの結果によると,今年の風疹発生は1月37,2月239,3月739,4月の第1週282となっており,昨年1〜3月の患者数合計549に対し,今年は既に1,015人と約2倍になっている.
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