icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生48巻8号

1984年08月発行

文献概要

特集 結核対策の動向

世界の結核・結核対策とわが国の国際協力

著者: 青木正和1

所属機関: 1結核予防会結核研究所

ページ範囲:P.584 - P.590

文献購入ページに移動
■世界の結核蔓延状況
 1.結核感染危険率
 結核化学療法が普及する前までは,結核死亡率:塗抹陽性肺結核罹患率:塗抹陽性肺結核有病率の比はおよそ1:2:4という値を示していた.このため,結核死亡率がわかれば,その地域の結核蔓延状況とその推移を,ほぼ的確に把握することができた.
 化学療法の出現により,この比率は当然,大きく変り,その進歩と普及に従って今でも変りつつある.このため,結核死亡率によって結核蔓延状況の国別比較を行ったり,時代的推移をみると,時には誤った結論に導かれる可能性もでてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら