文献詳細
特集 老人保健法—2年が経過して
文献概要
■はじめに
老人保健法が昭和57年8月10日の第95回臨時国会において成立し,すでに2ヶ年を経過した今日,法案の提出及び審議の過程で各方面から提起されていた「期待」や「不安」が,どの程度現実化したのかを論じて置くことは極めて重要な保健・医療上の課題である.
なぜならば,今後の保健・医療の動向を考える場合,急速に進展する人口の老齢化に対応する保健・医療のあり方が,いまだ決して明らかにされ得ているとはいえない中で,すでに,退職者医療の問題が討議されつつある現実を直視せざるを得ないからである.
老人保健法が昭和57年8月10日の第95回臨時国会において成立し,すでに2ヶ年を経過した今日,法案の提出及び審議の過程で各方面から提起されていた「期待」や「不安」が,どの程度現実化したのかを論じて置くことは極めて重要な保健・医療上の課題である.
なぜならば,今後の保健・医療の動向を考える場合,急速に進展する人口の老齢化に対応する保健・医療のあり方が,いまだ決して明らかにされ得ているとはいえない中で,すでに,退職者医療の問題が討議されつつある現実を直視せざるを得ないからである.
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