icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生48巻9号

1984年09月発行

文献概要

講座 臨床から公衆衛生へ—感染症シリーズ・1

性行為感染症(STD)—とくに梅毒・りん病・AIDSの動向(2)

著者: 芦沢正見1

所属機関: 1国立公衆衛生院疫学部

ページ範囲:P.661 - P.665

文献購入ページに移動
りん病
 1.届出統計
 りん菌感染症は発生件数年200万という合衆国を筆頭に,まさにパンデミー(世界的流行)の様相を呈している.わが国でも1978年以降,年々1,000件以上ずつ増加し,1982年には,ついに1万をこえ,1966〜67年の流行のレベルに到達した(前号図1).なお男女比は7〜10倍と男が大であり,かくれた多数の女子患者ないし保菌者の存在が予想される.
 またりん病患者は圧倒的に若年者によって占められることには相違ないが,表3にみるように次第に40〜50歳台のシェアが増していることも注目されよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら