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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生49巻1号

1985年01月発行

文献概要

特集 公衆衛生の歴史的発展と将来展望

情報化社会と公衆衛生

著者: 大島正光1

所属機関: 1医療情報システム開発センター

ページ範囲:P.28 - P.33

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■はじめに
 人間社会は始めは,自然との戦いから始まったといってよいであろう.それは農耕民族であれ,狩猟民族であれ,自然を相手にしていたことには変りはないであろう.しかし人間社会はそのままで終ることはなかった.やがてエネルギーを求めて工業化社会に移り,その間いろいろの産業が生まれて来たのである.しかしやがて,それが情報化社会へと変って来ているのが現在である.情報化社会においては,いわゆる公衆衛生上の問題はないのかどうかを考えてみると,決してそんなものではなく,むしろ情報化社会に特有の種々の問題があるといわなければならない.工業社会においては,職業病の原因などが問題の中にあったが,情報化社会においては,man-computer systemの問題が生じて来ているといった,問題の転換がみられるわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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