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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生49巻4号

1985年04月発行

文献概要

特集 スポーツ医学

中高年に対する運動処方

著者: 石河利寛1

所属機関: 1順天堂大学体育学部運動生理研究室

ページ範囲:P.244 - P.250

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■はじめに
 多くの中高年者は,運動を規則的に実施することによって健康を増進したいというニードを持っている.それに対して適当な運動の内容を指示し,その運動が規則的に実施されるように助言を与えることを運動処方と呼んでいる.アメリカスポーツ医学会(American College of Sports Medicine)では"Guidelines for Graded Exercise Testing and Exercise Prescription"という本1)を出版しているので,運動処方という言葉はアメリカでも使われていて,国際的な用語になっている.
 若年者ではどの運動をどのように実施しても実際上あまり問題はないが,中高年者では運動処方を行うに当って図に示すような順序を踏むことが,運動によって健康を増進するための必要な手続きである.以下この手順にしたがって述べよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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