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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生49巻6号

1985年06月発行

文献概要

資料

米国の公衆衛生学校—その動向と課題

著者: 遠藤弘良1

所属機関: 1厚生省保健医療局健康増進栄養課

ページ範囲:P.419 - P.423

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●はじめに
 公衆衛生従事者の教育・訓練及び公衆衛生学の研究を専門とする教育施設は,一般的に公衆衛生学校または学部(Schools of Public Health)と呼ばれている.WHOの定義によれば,「公衆衛生の一般的資格を求める医師及びその他の者に,少なくとも1年以上の専従(full-time)教育課程を提供する施設」1)とある.
 古いデータであるが,WHOがこの定義に従って刊行したWorld Directory of Schools of Public Health(1972年)には,世界44ヵ国,121施設が公衆衛生学校として掲載されている.121施設のうち半数以上は,医学校(医学部)のpost graduate課程の形で,公衆衛生教育訓練課程が付設されているものである.しかし,こうした付設されたものは,「学校・学部」の定義に含まれず,公衆衛生学のために独立した施設・設備や教職員を備えた教育機関のみを公衆衛生学校・学部と考えられる場合がある.この考え方によると,現在世界中に50余校存在するといわれている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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