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特集 肥満/標準体重
標準体重と肥満
著者: 箕輪真一12 小川正行1
所属機関: 1群馬大学医学部公衆衛生学教室 2高崎市医師会
ページ範囲:P.428 - P.434
文献購入ページに移動近年,ウォーキング,ジョギング,エアロビクス,サイクリングなど健康・体力づくりの志向は一躍国民的ブームになってきた,これらは老人保健法が施行されて以来,市町村の健康づくり推進事業と相まって一層活発になってきた.これと同時に運動不足,栄養過剰に起因する成人肥満の対策や予防もクローズアップし,再び肥満の判定や標準体重というものが学問的に問われるようになってきた.
筆者(箕輪)はすでに本誌46巻8号(1982)1)に「肥満の判定」と題して標準体重の意味,肥満判定の一般的な方法論について述べ,さらに筆者が考案した日本人成人の体重増減率算出図2,3)を紹介した.今回はこの算出図に対して,近代社会に対応できるより高い身長領域と,より肥満度の高い領域を修正追加した新しい体重増減率算出図を作製したのでこれを紹介し,あわせて標準体重や体型分類についての知見を述べる.
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