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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生49巻7号

1985年07月発行

文献概要

特集 肥満/標準体重

肥満の成因

著者: 大村裕1

所属機関: 1九州大学医学部生理学教室

ページ範囲:P.435 - P.439

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■はじめに
 肥満とは,体内の脂肪組織に脂肪の量が異常に多く増えて蓄積することである.このような状態は,多くの症候性肥満でも認められるが,ここでは肥満のうちで最も多い単純性肥満(simple obesity)の成因について考えてみたい.
 単純性肥満の成因としては遺伝的成因,精神的成因等も考えられるが,体内に貯蔵される脂肪量を最終的に決定するのは,エネルギーの摂取(摂食)とエネルギーの消費の相対的なバランスであり,摂取が消費より過大になると肥満が生じることになる.ここではエネルギーの摂取と消費の調節の側面から,肥満の成因について考えてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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