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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生49巻8号

1985年08月発行

文献概要

特集 死と公衆衛生

淀川キリスト教病院のターミナル・ケアの実際

著者: 柏木哲夫1

所属機関: 1淀川キリスト教病院

ページ範囲:P.522 - P.525

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 ホスピスが,日本で一般の人々に対して初めて正式に報道されたのは昭和52年であった.この頃からターミナル・ケアや死の問題が,医学や看護の分野で働く人々の間のみならず,一般の人々の間でも関心をひくようになった.
 死をタブー視し,忌み嫌う傾向の強い日本人の国民性を考える時,日本においてホスピスがはたして根付いていくのかどうかは今後の課題である.しかし,1984年4月に淀川キリスト教病院にホスピスがオープンしてから1年後の現在,ホスピスケアは今後ますます必要になるというのが私の実感である.一人の患者の場合を通して,具体的にホスピスケアについて述べてみたい.また当院のホスピスの簡単な歴史にもふれてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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