文献詳細
文献概要
特集 死と公衆衛生
看護とターミナル・ケア
著者: 植村美代子1
所属機関: 1国立病院九州がんセンター
ページ範囲:P.533 - P.539
文献購入ページに移動癌の治癒率は上昇傾向にあるが,なお年間17万人以上が癌で死亡する現実を直視しなければならない.日本の全死亡の65〜70%が病院死で,九州がんセンターでも年間300人を越える.
毎日,誰かが死ぬ医療の現場では,死は日常的なできごとであり,患者は死と背中合わせの一日一日を生きており,医療者は,死に至る過程(末期)で,患者及び家族にどうかかわればよいかを模索する.
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