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日本列島
市民病院の病床開放
著者: 井口恒男1
所属機関: 1岐阜県衛生環境部地域保健課
ページ範囲:P.539 - P.539
文献購入ページに移動医療費の高騰する中で重複検査,重複治療あるいは医療機関の「ハシゴ」など無駄な医療費の節約が強調され,老人保健法における医療費の一部負担や健康保健法の一割負担などが実施されてきた.さらに,総合的効率的な医療のあり方を志向した医療法の改正も進められつつある.
このような厳しい医療環境の中で医療機関が磯能向上を進めるためには,個々の機関が施設や設備を単独で整備することには限界があり,相互の機関の連携強化が必須となっている.高額医療機器の共同利用や病床の開放(オープンベッド)などが具体的方策として各地域で検討されているようである.病床の開放は医師会立病院による,いわば医師会内部の対応としてのオープン病院は各地にみられるが,公的病院のオープン化したものは全国的にも数少ない.ここに紹介する多治見市民病院は,公立病院としては小樽市民病院に次いで昭和58年10月よりオープン化しており,その状況は雑誌「病院」43巻8号に詳述されているが,概要を紹介する.
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