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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生49巻9号

1985年09月発行

文献概要

日本列島

胃ガン検診受診率30パーセント

著者: 園田真人1

所属機関: 1福岡県粕屋保健所

ページ範囲:P.588 - P.588

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福岡県
 「胃ガン検診受診率30パーセントをめざして」という運動が始まっている.30パーセントといっても大変な目標であり,それ以上の受診率をあげている市町村に対しては,心から敬意を表したい.
 公衆衛生の仕事を進めるには,早期発見・早期治療,集団検診(スクリーニング・テスト),衛生教育という三つの要素が十分に機能することが大切とされている.患者の早期発見・早期治療のための技術は,さらに進歩するだろう.とくに,胃ガンの集団検診が能率よく,多数が受診できる方法を開発してほしい.集団検診でいうスクリーンとは,網の目のことであり,網の目を通して,健康な集団から異常のあるものをふるいわけるものである.結核も梅毒も,この方法で患者を発見して,早期治療によって,めざましく減らすことができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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