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特集 障害者歯科
老人・障害者への在宅歯科診療—歯科往診治療
著者: 鈴木俊夫1 夏目長門2
所属機関: 1在宅者歯科医療連絡会 2紘仁病院歯科口腔外科
ページ範囲:P.611 - P.616
文献購入ページに移動日本は,他の先進諸国に比して例をみないほど急速に高齢化社会を迎え,人口構成は昭和75年(2000年)には65歳以上の老人が国民の15.6%,昭和95年(2020年)では23.7%にも達すると推定されている.国連の定義によると,65歳以上の老人が7%台以上になると「高齢化社会」14%以上になると「高齢社会」としており,わが国では「高齢化社会」を超えて一挙に「超高齢社会」へと突入することになり,WHOも先進諸国も,その成り行きを見守っているのが現状である.
このような現実を目前にして,国は「老人保健法」をはじめとする各種の施策を打ち出して対応しようとしている.最近よく耳にする「自助自立」ということも,その一つの表れである.
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