icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生5巻2号

1948年12月発行

文献概要

原著

結核の素質に關する研究—Ⅰ 結核の家族集積性について

著者: 平山雄1 川村達1 重松逸造1 島尾忠男1

所属機関: 1公衆衞生院

ページ範囲:P.82 - P.86

文献購入ページに移動
Ⅰ.緒論
 結核が家族的に集積して發生する傾向は,日常の臨床の素朴な經驗からも一應事實である。荒谷氏1)は醫學生の家系調査の資料を基にして,家族中の結核患者數が2項分布から計算した理論値と比較して有意の食い違いがある事を見出し,北川氏2)は更にこの資料がポリア分布に從う事を證明した。
 この方法は確かに從來の方注を一歩出たもので結核の家族集積性を統計學的に取りあげた最初のものと見られる。我々は實際の集團檢診成積を資料としてこの問題を檢討して見たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら