icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生5巻3号

1949年01月発行

文献概要

特集 第2囘日本公衆衞生學會研究發表抄録 午後の部 (追加)

(20)のb 發疹チフス發疹熱の新診斷液に就て

著者: 山崎太郞1 鈴木敏雄2

所属機関: 1神戸市衞生研究所 2兵庫縣衞生研究所

ページ範囲:P.149 - P.149

文献購入ページに移動
 Cox-Craigieに依りリケツチア・ワクチンを作製する際エーテル層とワクチン層との間に生ずる凝固蛋白を主體とする一見チーズ様の物質は從來用途なく廢棄せられたものであるが,此中には多數のリケツチア及び其抗原物質を吸着含有する事が想像せられる。余等はR. prowazecki竝にR. mooseriのワクチン作製時に生ずる該物質を超音波にて處理する事に依り微生均等浮游液に爲し,之を凝集原として發疹チフス患者血清及び發疹熱患者血清と凝集反應を試み次の如き知見を得た。
(1)發疹チフス發疹熱いづれの患者血清も其該當するリケツチアのワクチン作製時上記の如く處理した凝集原(診斷液)をより張く凝集した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら