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特集 第2囘日本公衆衞生學會研究發表抄録 〔第2日〕11月13日(土)午前の部(9-12時)
(30)乳糜血清と梅毒沈降反應特にアミールアルコール前處置法に就て
著者: 小林唯次1 秋山昭一1
所属機関: 1神奈川縣衞生研究所
ページ範囲:P.159 - P.160
文献購入ページに移動先づ各種有機溶媒を用いてその乳濁除去を試みた結果,アミールアルコール(以下AAと呼ぶ)による處置が最も優秀であつた。即ち乳糜血清の一定量を沈澱試驗管に採り之れにAAを1/3乃至1/4を注加し清拭せる拇子腹にて塞ぎ,強く上下に振盪すること十數囘後,3000廻轉15分乃至20分間遠心沈澱を行う事に依つて最下層に透明なる血清を分離することが出來る。この血清層より毛細管を以て吸取し型の如く沈降反應重層法(村田氏法)を行うのである。此の方法によつて陽性血清陰性血清のAA處置前處置後のものに就て實驗せるに,其の結果に於て殆んど一致の成績を得た。更に定量的測定沈降價の相關關係及AAによる非特異反應等を比較實驗したるに何れも其の影響を受けぬ事を認めた。
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