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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生5巻6号

1949年04月発行

研究と資料

小麥藁煎劑の驅蟲作用

著者: 酒井威1

所属機関: 1東京都衞生局保健係

ページ範囲:P.349 - P.350

文献概要

 戰時戰後を通じて,疎開,家庭菜園其他種々の原因により,國民の蛔蟲寄生率は甚だしく高度となり,且つ從來に較べて,時に重篤な症状を來す例も稀ではなく,加うるに驅蟲藥品は,質量共に極度に不如意であるため,手を併いて寄生蟲の跳梁に委ねる外なき實情にある。偶々長野縣及び千葉縣の一部農家では,小麥藁を煎じて服用して驅蟲を果す事もあるを聞き及び,時局下看過するは惜しく考えて,些か試驗を行つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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