文献詳細
文献概要
原著 最近における寄生蟲の諸問題・2 學術研究會議傳染性疾患研究特別委員會寄生蟲科會報告
Spelotrema屬吸蟲とSchistosoma屬吸蟲との病原學的比較研究
著者: 尾形藤治1
所属機関: 1東京文理科大學
ページ範囲:P.459 - P.462
文献購入ページに移動以上の症状はSchistosomiasisのそれと酷似するものがある。而して本群吸蟲は本邦産海鳥類にも見られ,その中間宿主は半鹹水産甲殼類(えび,かに)及び貝類等であつて,之が人畜への感染の惧れも充分考えられるので,本研究者は此の種吸蟲の正體を明かにし,人工感染によりその症状を日本住血吸蟲症と比較研究を試みんとして表題の内容による研究を續行し來た次第である。
掲載誌情報