icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生50巻10号

1986年10月発行

文献概要

衛生公衆衛生学史こぼれ話

32.寒天培地

著者: 北博正1

所属機関: 1東京都環境科学研究所

ページ範囲:P.648 - P.648

文献購入ページに移動
 細菌検査に使用される固型培地としては,ゼラチンや馬鈴薯などが初期には用いられていたが,現在ではこれらの培地は特殊な用途しかなく,最も多く用いられているのは寒天培地であろう.ここに日本特産の寒天が登場するが,これには下記のように2説ある.
 1)日本特産の寒天は明治の中葉にヨーロッパの某国外交官夫人が母国に紹介し,料理や菓子の材料として利用され,さらに培地として利用されるようになった.前述のリービヒの肉エキスなども寒天培地に加えられたわけである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら